こちらの記事の続きです。
音声ガイドをレンタルして、奥のエレベーターから上へ上がると、大聖堂の中が見渡せる場所でした。
日曜日だからか、お祈りする人々が本当にたくさん。
壇上の赤と緑色のローブをした人たちがパイプオルガンの音に合わせて聖歌を歌っていて本当に荘厳な雰囲気でした。
天井の絵の横を通るので、詳細がよく見えます。
絵ではなくて、タイルのモザイクだったんですねぇ。。なんて関心して見ていると、
なんと筆で描かれた絵だと思っていた全ての壁画は、タイルのモザイクであることに気づく!!
グラデーションが見事です。
そのままさらに階段を上に上がっていくと、バチカン市国とローマを一望できるクーポラの上へ上がることができます。
下から見ると矢印のところ。
狭いのでかなり混み合っていました。
楕円形が美しいサン・ピエトロ広場。
クーポラの上はぐるりと一周でき、何が見えているのかは音声ガイドで聞くことができました。
階段を降りる出口は混み合っていて、時間がかかりました。
階段は登りと下りと違う階段ですが、どちらもとても狭く、息苦しい上に
体力がないと厳しいかもしれません。
私も狭くて窓がない場所は苦手なので、きつかったのですが我慢。
すでに係員さんには連絡が行っていましたが、途中で女性が歩けなくなって座り込んでいるのを見かけました。
階段を降りてくると、この聖人たちの後ろで一旦外に出られる場所があって、小さな売店がありました。先ほど登ったクーポラを眺めながらジェラート休憩を挟みました。
と、ここで正午になり、ローマ教皇の演説が始まりました。
私たちのいたところからは音が割れて何をお話になっていたのかわかりませんでしたが、
大聖堂横の建物の小窓から赤い垂れ幕が下がり、その窓際でお話されているようでした。
いよいよ大聖堂内部へ。
正直に言って、このきらびやかさには度肝を抜かれました。
高い天井、上から下までの見事な装飾。
多くの人たちの心を掴み、支えになってきた迫力を感じざるを得ませんでした。
みなさん反時計回りに見学されていて、音声ガイドもその順番でした。
今回、どうしても見たかったピエタ像。
バチカン美術館は日曜でお休みでしたが、美術館にあるものはレプリカでこちらが本物だそうです。
ミケランジェロ作。
布や肌の質感が大理石彫刻と思えないほど、滑らかで柔らか。
しばし魅入ってしまいました。
奥にある聖ペトロのお墓を覆うベルニーニ作の大天蓋周辺は、先ほどまでミサが行われていたこともあり
観光客は立ち入りできませんでしたが、遠くから眺めることはできました。
見事な像や絵が本当にたくさん。
これらの絵も全部タイルのモザイクで作られているようでした。
音声ガイドは31個の作品やお墓について解説が聴けますが、最後の方はだんだん集中力が…
ベルニーニ作の「教皇アレクサンデル7世の墓碑」が私の中ではとりわけ素晴らしいと思ったのですが、お腹も空いてきて写真もうまく撮れていませんでした。
産地の異なる赤い色の大理石で作られたドレープが扉を覆うように作られていたり、そのドレープの下には骸骨もいたり。
このペースでじっくり見学するとバチカン美術館やシスティーナ礼拝堂も開館していた場合、何日もかかってしまいそうでした。
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