イタリアでの電車利用とスリ対策

イタリアでは2日、電車利用しました。
1回目はローマ観光を終えて、ナポリ経由でカプリ島へ移動した時。
ローマからナポリへは高速列車で移動しました。

2回目はソレントからナポリ経由でローマへ戻った時。

移動中は不慣れな観光客感が増すので写真を撮らないようにしていて、写真少なめですが備忘録程度に記しておきます。
私は見るからに日本人だし、カメラや携帯を出して撮影していなくても、観光客感は出ていたと思いますが、
楽しい旅行中に盗難にあって悲しい思いをするのは嫌だったので、情報収集して自分なりの対策はしていきました。
ずっと前にオーストラリアで財布をすられて手続きとか金欠とか大変だったので。

スリ対策について

効果あったのかも

・今回の旅ではスーツケースは使わずバックパックとカメラバッグで行きました。
バックパック背負っていると背中に目が届かないので、ダイヤルロックをつけていきました。後で書きますがこれは結果的に役に立ちました。
・観光地ではない所で、携帯電話を必要以上に出さない。写真撮りまくるのはマナーの問題もあるし、トラブル防止にも。あとはレストランやカフェでテーブルの上に携帯電話を置きっ放しにして、気づいたらなくなっていたというケースもあったそうなのでその対策にもなります。

効果ビミョーだった

・持っていったCANONの一眼レフの、CANONなどの文字を黒いマスキングテープで隠していきました。
でも周りにはもっとグレードの高いプロ仕様の一眼レフを何台も首から下げた中国からのグループもたくさんいましたので、心配しすぎだったかも…とも思いました。

不要だった

・成田空港で出発直前にダイヤルロック付きのワイヤーを購入。一人での移動中にトイレにいきたくなった時とか柱や椅子にバックパックを縛り付けておくのにいいんじゃないかと思って買ったのですが、貴重品が入っていないとはいえ、そもそも目の届かない所に荷物を置いてその場を離れるなんてどうかしてると、旅慣れた彼に猛反対されて一度も出番はありませんでした。変な荷物とか入れられたらどうするんだ、とのことでした。平和ぼけしてました、ごもっともであります。

ローマからナポリへ

ローマ・テルミニ駅は非常に大きな駅で、飲食店もたくさんあったので
高速列車のチケットを買った後、イートインできるパン屋さんで腹ごしらえ。

乗る列車のホームは電光掲示板で確認するのですが、なかなか番号が出てきません。
表示されたらみんなホームへ向かうという感じでした。
ホームへの入口はセキュリティが見張っているため、ホーム内には乗客しかいませんが、駅の中には誰でも入れるし、
あちらこちらに「スリに注意」という注意書きがあって、幸いスられることはありませんでしたが用心しました。

ホームの柱などに自動検札機があって、そこに自分でチケットを通して打刻するのは新鮮でした。
他の乗客もみんな同じことをしているので、真似すれば簡単にできました。

高速列車の内部は非常に綺麗で、ナポリまでは1時間強で快適に過ごせませした。

ナポリからカプリ島へは高速船で移動しました。
この小さい方の船です。

クルーズが巨大すぎるだけで、高速船もそんな狭い船ではないです。

海から見たナポリの港と街。大きいです。カプリ島まで一時間半ほど。
港を離れると、トップ画像のように、あのポンペイを埋めたベズビオ山を見ることができます。

駅から港まではタクシーを利用。認可のタクシーは客引きをしないという事前情報を得ていたので、
タクシー乗り場で並んで待っている白色の認可番号つきのタクシーを利用して、トラブルはありませんでした。
そしてこれは声を大にして言いたい!

南イタリアを旅するならバックパックが正解!

この時のタクシーでも、カプリやアマルフィ海岸での港からホテルへの送迎やフェリーでもスーツケースは追加料金が必要なところが多かったです。
港からホテルへ自分で持っていくにも、階段や石畳が多くてとても苦労している方々をたくさん見ました。
はじめから追加料金を払うつもりでいればスーツケースでも問題ないと思います。

ソレントからローマへ

ソレントからナポリへはローカル線で、ナポリからローマへは高速列車で移動しました。
ローカル線、途中まではのんびりとてもよかったのです。
ポンペイの遺跡に行ける駅もありました。
景色もはじめのうちは自然が美しく、ローマに近郊の普通の住宅地の様子も垣間見れて車窓も楽しめました。

しかし途中で、非常に騒がしいお年寄りの女性、若い女性、女の子が乗ってきてから状況は一変。
駅で電車が停まるたびに顔を外へ出して他の車両に乗っている仲間と話している様子だったのでグループだったみたいです。
その人たちはしょっちゅう乗るのか、彼女たちが車両に乗って来た途端、多くの乗客が隣の車両に移動して席が急に空きました。
はじめは状況が読めなかったんですが、イタリア語で他のイタリア人に車内でお金をくれと言っていたようでした。
私たちはイタリア語がわからないので話しかけられることもありませんでしたが、
怒ったイタリア人がその人たちに怒鳴ったり(怒鳴られても全然やめない)、最初移動しなかった方々が話しかけられて車両を移動したり雰囲気が最悪に。
私たちはバックパックが大きくて頭上の荷棚を利用していた上に隅に座っていて、隣の車両への移動が大変だったので同じ場所にいたのですが気分のいいものではありませんでした。
そしてミラノに到着した時、私たちは早めに準備してドアの所へ向かったのですが、その若い女性は付いてきて
目の前には、まだしまっているドア、私、私の背負っているバックパック、彼女という状態でサンドイッチされて
明らかにバックパックをガサゴソ触られました。
怖いし、ダイヤルロックかけていたし、そもそも貴重品を入れていないので何事もありませんでしたが嫌だったな。
後から考えれば、我慢しないで他の車両にさっさと移動するべきでした。

この体験以外は電車での移動は便利だったし、アリでした。