多くの方はバチカン市国の観光は1日で終わらせるものなのかもしれませんが、
予定をぎっちり詰めるのも、人混みに一日中いるのも苦手なので、今回はバチカン美術館はどっちみち諦めて
また来ようという話になり、日曜にバチカン市国へ行きました。毎月の最後の日曜以外はバチカン美術館が休館です。
サンタンジェロ城
バチカン市国へ向かう途中、サンタンジェロ城では、韓国人カップルがウエディング撮影を自撮りしていました。
素敵な写真になるでしょうね。
サンタンジェロ橋とベルニーニ設計の10人の天使たち
橋を渡りきって左を見ると、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラがすでに見えています。
いざ、バチカン市国へ
まだ人が少なく、セキュリティチェックを受けてすんなり中へ入ることができました。
日曜なのでローマ教皇の演説のため、サン・ピエトロ広場には非常に多くの椅子が並べられ、
野外フェスのようなスピーカーとモニターが設置されていました。
大聖堂内部への入り口の脇に、音声ガイドを借りられるサインがあったので借りることに。
これが、大正解でした。
ここで借りると奥の扉から大聖堂のクーポラへエレベーターで入ることができ、待ち時間はゼロでした。
ガイドを返却する時には、レンタルのカウンターも混雑していましたので、時間帯にもよるのだと思います。
音声ガイドは日本語を含む11ヶ国語対応で、機械と二枚の厚紙をカウンターで受け取ります。
身分証を預けておいて、機械はあとで返却。
厚紙は絵葉書になっていて、持ち帰ることができます。
厚紙に書いてある各イラスト番号を機械でスキャンすると音声案内が始まります。
一枚はクーポラ屋上から一望できるローマ市内の展望の説明。
もう一枚は聖堂内部の美術品の説明でした。
大聖堂内部で撮影した写真は多いので別記事でまとめます。
ちょうどローマ教皇のお話があった時に、私たちがいたのはこの上だったんですね。
スイス衛兵
バチカン市国の警備を任されているスイス衛兵さんたち。
こんなカラフルな制服で、ここでは自由に写真を撮らせてくれますが、
キリスト教のトップや重要人物たち、バチカンを守るというのはものすごい重圧と責任があることでしょうねぇ。
ベルニーニ・ポイント
サン・ピエトロ広場にて、絶対探したかったこのポイント!
教皇の演説の後で、聴きに来た方も観光客も周りにたくさんいましたが、
このポイントの写真を撮りに来ているのは数人でした。
有名じゃないのかな?
ベルニーニ設計のこの広場。
オベリスクと噴水の間にあり、ここに経つと広場を囲む4層ずつ立っている柱が1層に見えるんです。
ベルニーニ・ポイントの丸の中には「立柱の中心」と書かれています。
しばし丸の上に立ってみました。
なんて美しい設計なんだろう。
ベルニーニ・ポイントは左右2点ありますが、もう片方は椅子が並んでいたため入れませんでした。
午後には私にはとても耐えられないくらい大聖堂の中へ入る列が伸び、
お土産やツアーの押し売りみたいな人たちもいて、少し怖かったです。
ランチ
バチカンの外壁を横目に、道を数本入ると人混みや押し売りはなかったように静か。
雰囲気も良いのでランチをいただきました。
お肉とサラダと赤ワイン。
お店のお手洗いを借りて思いましたが、店内の席はガラガラ。
電気が付いていないエリアも多く、みんな外で食べるのが好きみたいでした。
普通のモッツァレラチーズと、バッファローのモッツァレラチーズが選べるお店が多かったですが
私たちはバッファローのチーズの方が好みでした。
再びサンタンジェロ城方面へ歩くと、大道芸人やミュージシャンやらたくさんいて
屋台も川沿いにたくさん並びとても賑わっていました。
非常に豪華な最高裁判所の外観を見て、そのままテベレ川沿いをポポロ広場まで歩きました。
ポポロ広場
こちらにも大道芸やミュージシャンがちらほら。
大きなシャボン玉を作るおじさんが子どもたちに大人気!
私も混じって少し遊んでしまいました。
あいにく雲が分厚くかかっていましたが、広場からの夕暮れ時のローマの街はとてもステキでした。
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