すごく便利なベビーサイン



私は日本語で、夫はスウェーデン語で、息子に話しかけ、夫婦間の会話は英語です。
多言語で育つ赤ちゃんは、話始めが遅くて言いたいことが言えずにイライラすることがあると本で読んだことがあり
ベビーサインに興味を持っていました。
さらに息子が日本で通う予定の保育園の壁にも表が貼ってあったので、覚えないといけないのかなぁと何となく思っていたこと、
それと、自分がママ友欲しかったのもあり、調べてみると近所でベビーサインを教えてくれる講座を発見。

週に1回、全8回のベーシック1の講座に途中から申し込みました。
現在はオンラインや外で開催しているようですが、私たちが参加したのは1月スタートの講座だったので、まだコロナが流行り出す前、クラスでの講座でした。

講座に申し込むとこの本もついてきます。460ページ越の辞典のような本でたくさんベビーサインが載っています。
講座内で使うことはなくて、自習用。
そういえば、この時は日本の方がコロナ危険地帯みたいに思われていて、
えー帰って大丈夫なの?ずっとアメリカにいればいいのにって何人もの方に言われたのでした。

息子は当時6ヶ月になったばかりで、月齢が一番おチビさんだったのでついて行けるのか心配でした。
同じクラスには6ヶ月から14ヶ月の赤ちゃんが8人くらいいて、1ヶ月違うだけでもずいぶんできることが増えるんだなぁと感心したりしていました。

初めて参加した日はショッピングモールの中のトイレの換気扇の音が怖かったのか、今までにないくらい大泣きしたり、
まだハイハイもできなかったし、部屋の真ん中にたくさん転がっているおもちゃの所までも行けずバタバタしたり。
でも他の赤ちゃんの存在に興味を持っていたのと
バルーンやお歌にすごく本当に楽しそうに目をキラキラさせてていたので、通い続けることにしました。
別に今すぐサインを覚えられなくたって楽しければいいかーみたいな軽い気持ちでした。
それから、アメリカの家庭ではどんなお歌を赤ちゃんに歌ってあげるんだろう、どんな感じで褒めたり怒ったりするのかを垣間見るのも興味がありました。

1/31に初めてクラスに参加してから、毎日私が話しかける時に簡単なサインを始めました。
すると2/10にはおっぱいmilkのサインらしきものをやり始めた息子。
やっぱりおっぱいのサインはダントツに使う回数が多いので、最初でした。
まだ手や指が上手に動かないので、大人がやるようにはきれいにサインができませんが見逃さないで、楽しく、とにかく繰り返すこととアドバイスをもらっていたので、気付けました。

講座の最後に、先生からお子さんサインしますか?と聞かれて、家での様子をシェアする時間があったのですが、
月齢の高い子は講座の最中にもすぐに覚えてどんどんやってる子がいる一方、
1才未満の子たちはバラバラで、うちの子は全くしないと不満そうなママもいました。

講座は2月末で終わって、その後帰国予定だったため次のクラスには申し込みませんでした。
私たちが参加していたクラスは、ヨガスタジオをレンタルして開催されている講座だったのもあり、
先生が子どもたちよりも時間を気にし過ぎて進めている所など少しの不満もありましたが、
それでも近所で開催してくれていることもありがたく、
息子も私も歌の時間やバルーン遊びが気に入っていたので、もしずっとサンディエゴに滞在予定だったら次のクラスにも申し込んでいたと思います。
ちょっと乱暴な女の子がいたり、いつも最後にみんなにハグをしに来てくれる男の子がいたりしてそういうのも面白かった。

おっぱいのサインの次は、3/7に「食べるeat」と「もっとmore」を同時にやり始めました。
食べるのサインをしながら口をパクパクさせるので、バナナをあげてみたら、もっとのサインをして、
教えたこちらが仰天しました。

「もっと」のサインも最初は上手にできなくて「痛い」のサインと区別がつかないような状態でした。
「お水water」のサインも、指で数字の3(waterのアルファベットのW)を作ってを顎に当てるのですが、赤ちゃんがやるには難しいらしく、息子は顎をつかむような感じでやっています。

1歳を過ぎた今では何種類もやります。
ベビーサインを知らなかったら、何で叫んでいるのかわからなかったりしたのかもしれません。
おしまいAll doneのサインは、もう食べたくない、ハイチェアから降りたい時にやってくるのでそういう時は降ろしてあげたり、
遊んでいる最中にも「もっと」をやり始めました。
すごく便利だと感じています。

本には載っていないし教えてもいないけど、息子が勝手に自分で考えついてやっているサインもあります。
例えばネズミのサイン、自分の耳のあたりを人差し指で突くのが自分で考え出したネズミのサインのようで、
本に出てきたり、キャラクターを見たりするとやっています。

逆に、サインより先に、言葉で言えるようになったもののサインはやりません。
例えば大好きなバナナは、手で皮を向くようなサインがあるし、見せたこともあるのですが、
「バ!」というのが息子の中でバナナという意味なので、サインは不要、やりません。
今後、どんどん話せるようになったらサインはやらなくなっていくのかなぁ。

正直、サインを覚えるだけが目的だったら、講座に参加する必要はなく、
本や動画を見て親がサインを覚えて、赤ちゃんに見せてあげれば十分だと思います。
今から始めたい遅すぎるか?と思う方も、むしろ講座でも月齢が高い子ほどすぐ覚えてやっていました。

ベビーサインの本の著者のインスタでもたくさんサインをアップしてくれているので見られますよ。