モンテッソーリ園1歳半〜3歳クラスのお仕事。1

モンテッソーリ教育の保育園1.5〜3歳児クラスに息子が行き始めてから3ヶ月近く経ちました。
最初の週は朝送って行った時に泣いていた息子ですが、2週目からはもう慣れたのか笑顔でこちらにバイバイしてから教室へ入っていくようになり、今ではクラスメート全員の名前も覚えてとても楽しそうに通っています。
お迎えに行った時は、達成感に満ちた顔をしている日があり、これはこれまで通っていた園からの帰り道には見たことがない表情でした。

お迎え時、息子がドア近くの私の手が届かない距離まで読んでいた絵本を持ってきて全ページを私に見せたがった日がありました。現在COVID-19感染を防ぐため親は教室内に入ることができません。先生方は他の子たちから目が離せないし、駐車場も狭くて渋滞してしまうため、送り迎えはなるべく早く済ませ、私語も謹んでくださいというような通達が事前にありました。私も先生も忙しいだろうし、うまく絵本を読むのを終わらせて教室の外まで連れてきてくれるのかな〜と思っていたら、息子の気が済むまでページめくりをさせてくれました。息子は満面の笑みで本を閉じると棚に戻して自分の荷物を棚に取りに行き、ニコニコと歩いて出てきました。こういう小さな達成感が毎日何度も繰り返されているのかなと垣間見た瞬間でした。

モンテッソーリ教育の園にはどんな教具、お仕事があるのか、私は以前からとても気になってSTUDY PARKさんなどで、年齢にあった教具を見たり、本を読んだりして、モビールなどは自分で作ってみたりしていました。

この3ヶ月間、息子が園でどんな「お仕事」をしてきたのか先生が送ってくださる写真をもとに振り返ってみたいと思います。
驚くほどバリエーション豊富です。
この「お仕事」という和訳、本で読んでいた時私にはなんとなく違和感がありました。
でも、英語ではwork。
workと聞くと、ワークブックという日本語もありますし、手先の器用さなどを向上させるためのワーク、というようにしっくりきました。


まずそれぞれのワークで使う教具はトレイなどにひとまとめになっていて、それを自分で棚から選んで、机に持ってくるところから始まります。
片付けもこの逆で自分で棚に戻します。1日に何個もお仕事する日もあるようです。


入園してすぐに取り組んでいたワークから紹介します。
(1) 色々なタイプのロックがついているボードです。

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(2) こちらは写真と、なかなかリアルな模型を一致させるお仕事です。写真は昆虫ですが、牛や馬など動物バージョン、ジェット機やセスナなどの航空機バージョン、色々なタイプの車バージョンもありました。いずれもイラストではなく、写真と模型を使っていました。


(3) 黒板にチョークでお絵描き。他に水彩やスタンプ、水性ペンもあります。


(4) アイスの棒落とし。これは家でも100均商品とストローで作ったことがあったので、すぐできただろうと思います。


(5) ボールに入った豆をスプーンで、隣のボールに移動するお仕事。これも家でも簡単にできそうです。


(6) コップに入ったフェルト玉をトングで、隣のコップに移動するお仕事。これも家ですぐできそうですね。本物のガラスのコップを使わせることは、信頼の証であり、物を丁寧に扱うことを学びますとモンテッソーリ教育の本で読み、最近うちでも丈夫なガラスのコップを使い始めました。

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(7)南京錠を鍵で開け閉め。息子は一時期、鍵にものすごく執着していたので、きっと喜んでお仕事していたと思います。

ワークの他にもこどもせいかつ百科に書かれているように、手洗いや鼻をかむ、靴を履き替えるなど基本的な動作も自分でやっているようです。


これは面談の時にも、自分でできるように、なるべく身支度の時に時間を取って挑戦させてくださいと先生から言われました。
昨夜はおむつを自分で履いて、パジャマのズボンも自分で引き出しから出して履いて、上着は腕を通すのを手伝ってと言われて手を貸しましたが、だいぶ自分でお着替えできるようになりました。

 

長くなって来たので続きは別記事で紹介したいと思います。

モンテッソーリ園1歳半〜3歳児クラスのお仕事。2

2021.11.17