北欧の森で癒される

スウェーデンは湖大国だった!

スウェーデンは9万を超える湖がある湖大国って、知りませんでしたー
地図を見ても湖だらけ。
湖や、森、湿地など自然がいっぱいです。

朝の湖はモネの絵画みたい。耳鳴りがしそうなほど静寂に包まれていました。

針葉樹と白樺の癒しの森


映画「かもめ食堂」の舞台はフィンランドですが、映画の中でも森は人々にとって重要な癒しの場所。
空気はキレイだし、自然エネルギーいっぱいの癒しスポットでしたよ。
もみの木、松、杉など針葉樹が中心の森で、白樺も混じっています。


白と緑と青い空がとっても美しい!
スウェーデン語で樺の木のことをビヨーク、ビヨルクというそうです。素敵な響き。

この辺りは氷期に分厚い氷床に覆われていたために、切り立った山がなく、みんななだらかな丘のような形の山でした。
また、変なところに巨石がゴロゴロあったりするのですが、それも氷床が溶けたり移動したりする侵食の過程で取り残されたものらしいです。


森の中には時々開けた場所が。
ムース(ヘラジカ)や、きつねなど森の動物にはこういうところで遭遇しやすい(視界が良いので見渡しやすい)そうなので、静かーにして探してみましたが今回は会えませんでした。
森と道との間にフェンスがありますが、ムースと車との接触事故が時々あるそうです。
そういえば、ヘラジカ注意の標識は人気で、盗まれたりすることもあるとか。写真撮っておけばよかった。


森の地面は苔や落ち葉でふっかふかで、絨毯を通り越してお布団の上を歩いているみたいで気持ちよかったです。


沢や小さな滝や沼地があったり。
森に入るときは、地元の人と一緒に行った方が安心です。
道の案内板もあったけど、全部スウェーデン語で私は読めませんでした。
グーグルで調べてみると日本から北欧の森へ、旅行会社のツアーも少しあるみたいです。

キノコ狩りに来て迷ってしまう人もいるそうなので小道から外れないようにしましょう。
また、昔の坑道に水が溜まった穴もいくつかありました。フェンスが簡単だったので体重をかけたりして落ちないように注意。


とても大きな蟻塚もあちこちにありました。
冬は雪が深くなるのに、夏だけでこんなに増えるんだろうか?

膝くらいの高さの地面の穴に何かが動いているのを発見。
最初はなんだか全然わからなくて、とりあえず写真を1枚撮ってみると、羽毛のようなものが見えたので慌てて離れました。
鳥の雛に近づくと、親が遠くで見ていたら育児放棄してしまうと聞いたことがあったから。

後から、写真を拡大すると5匹くらいの雛のくちばしが写っていました。
地元の詳しい人に見せると、多分フクロウの赤ちゃんじゃないか?とのこと。
えー?
フクロウって地面に巣を作るの?
蛇や狐に食べられそうな位置に穴がありましたが、無事に育って巣立つことを祈る!!

こちらのお花はスウェーデンのあちこちに咲いていて綺麗だったんですが、外来種だそうです。

蚊の対策はマスト!

こんな素敵なスウェーデンの森&湖ですが、一つ難点が。。。

蚊・ブヨが多い!!

しかし行った湖は、その名を某有名殺虫剤と同じ、バルサン湖という皮肉。
蚊の対策をお忘れなく!
スウェーデンでも mygga(スウェーデン語で蚊)と書いた虫除けグッズ(スプレー、塗るもの、かゆみどめ)も売っていました。

私は特に夕方は草刈りの時に使うような、ネットの付いた帽子を被っていたので蚊は防げましたが、
ブヨはサイズが小さくてネットもくぐり抜けてくるのでどうしようもなく…
帰国してから調べたら、ハッカ油スプレーがブヨ除けに効くそうですので、次回ぜひ試して見たいと思います。