永住権申請のための健康診断を受けてきました。
この健康診断はどの病院でも受けられるわけではなく、USICS(米国市民権・移民業務局)に認定された医師である必要があります。
認定医のリストはこちら。
検査費用も医師によって違うので、行ける範囲で何軒か電話してみると良いようです。
健康診断
検査費用は高い割に、検査自体は簡単で、身体測定、血圧測定、採血を試験管2本分。
医師との問診では、これまでの予防接種歴を提出して、聴診器と、耳の中を覗かれる程度でした。
現在、妊娠中のため2ヶ月前に詳細な血液検査を受けたばかりでしたが、独自にデータを収集しなければならないという事で、また採血されました。
予防接種歴は、手元に母子手帳があればよかったのですが、ないので、公式な記録が必要かと思って、出生地と子どもの時に住んでいた市町村の役場に問い合わせました。しかし、ショッキングなことに、出生地の町役場からはそんな昔の記録は残っていないと告げられ、子ども時代の市役所からは残っていた記録だけ送っていただく事ができましたが、穴だらけでした。でもないよりはマシです。そんな風に言われるほどの齢ではないと思っていたし、そもそもこのような記録が破棄される事自体を知らなかったので驚きました。
2ヶ月前に受けた産婦人科での血液検査で、各種感染症検査がされていたので、その結果を印刷したものも医師に見せました。
破傷風の追加接種だけが足りないという事で、早急に受けるように言われました。
医師によれば、破傷風の追加接種を含むTdapワクチンはアメリカでは妊娠の度に妊娠後期に打つように勧められるという事でした。
Tdap接種
産婦人科に問い合わせると、通常は妊娠後期に入る28週で受けるよう推奨しているが、少し早くても大丈夫という事でしたので、Tdapワクチンを次回検診日だった妊娠26週に産婦人科で受けてきました。Tdapは破傷風の他に、ジフテリア、百日咳の三種混合ワクチンで、赤ちゃんを迎える家族も打つ事が推奨されています。
肩に打ちましたが、受けた当日は打った方の腕がひじ、手首まで痛くて、数日続くと嫌だなと思いましたが、翌日には痛みは無くなりました。
2歳の息子の採血
2歳5ヶ月の息子も永住権申請するので、そのための健康診断を受けたのですが、採血の必要があるか医師が確認しに裏へ入って、2歳以上から採血が必要だと告げられました。
医師は2歳の採血なんて楽しくないから僕はやらないよ、看護師がやるととどこかへ消え、若い看護師は明らかに不安そうに息子の腕に針を刺しましたが、うまくできず。
息子は私の採血を見ていたため、最初の腕はやる気満々で
「ママと一緒。ちっくん。モスキート」
と言いながら腕を差し出していたのですが、失敗されて痛かったので、逆の腕の時はギャン泣きでした。
夫が動いて危なくないように息子を抑えていてくれたのですが、私はその光景が辛くて心臓バクバクして泣きそうでした。そしてまさかの両腕失敗。看護師は不安そうにこのまま続けることもできるけれど、時間も手間もかかるけど採血センターに行った方がいいかもというので、迷わずそちらを選択。
採血センターを予約して、ご近所のお医者様が分けてくれた局部麻酔クリームを一時間前から息子の腕にぬり、息子が好きなトラックの動画をipadにいくつか入れて、ドキドキしながら臨みました。また失敗されてトラウマにでもなったら今後が大変だという心配。
担当看護師さんに、2歳の採血の経験はあるか聞くと、ヘイヘーイ!私は採血だけを23年間やってるのよ!みたいな返答で自信ありげで、私たち両親は少し安心しました。
少し時間はかかったけれど、無事成功し、息子も動画を見ながら、そんなに泣くこともなく採血を終える事ができました。
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